脚本の狙い所と本能寺の変の黒幕

若いとき、三成と光秀が嫌いだった。

源氏政権のすべてを批判するわけじゃないけど、徳川を正しいとするとき、敵対したものは悪者にして教え込んでおくほうが民衆をコントロールしやすいから。

織田家も、後北条氏もそしてうちも平家だから源氏は一度煮え湯を飲まされてる敵だ！（笑）

でも、徳川宣子さんは可愛い！（年上だけど）

徳川さんがうちの家計が断絶しちゃうの、奥さんと子供もろとも私の養子になって！（ハート）と言われたら源平合戦の遺恨なんかどこかへ飛んでいってしまう。（飛んでくのかよ！）

宣子（ことこ）さんのことは置いといて＾＾

麒麟が来るは大河ドラマで僕らが学んだ歴史とは切り口が違う。（僕は史学科なのである程度は普通の人よりは知ってるけど）

だからこの先石川さゆりさんが磔になってなって殺されちゃうのか！とか　消えた岡村隆史の謎や、医師の堺正章とその弟子お駒の位置関係がどう動くのかというものを見ている。

医師は戦乱で傷つく人々がなくなればいいと思っている。

僧侶出身の公方（後の将軍義昭）もできれば争いは無いほうがいいと思っている

光秀も、まあ後に出てくる三成も本当は戦乱の世を終わらせるために本人が思う諸悪の権現を倒そうと兵をあげるわけです。

タイトルにもあるけど、平和の象徴麒麟という架空の生き物が訪れる為に自分で何ができるか？というのが原作者のメッセージである。

先読みしてしまうが、信長は自分のものさしで善悪を判断し、古くても悪いものは徹底的にやっつけてしまう。

結果的に比叡山を焼いてしまうし、仏罰？　そんなの知るか！（寺で焼け死んでしまうのが最終的に仏罰？）というスタンスである。

光秀は将軍が立てばまた日本は元のように治まると思っている実は古いタイプの人であるように思う。

一方で鉄砲の破壊力に喜び、それを主君に上申して買い付けてくることもしている。

これから先、信長のちからが強大になる一方で小さいことを無視してその力で有りを踏み潰していくことが多くなる（と、史料にはある）

光秀の独断で本能寺の変は起きたのか？

実は後に追放される現公方（後の将軍）義昭（滝藤賢一）の密勅でも受けて信長を討ち果たすのか？

それとも本能寺の変など起きない大河ドラマなのか？！（信長が麒麟か？！）

明智家や細川家に文書が残ってればなあ。と思ったりもする。

最初に言ったように教育で悪とされたものは中々急にヒーローになったりはしない。

中教審の裏話は置いといて（パンドラの箱はまだ開けない）もこの先がどうなるかみものである。

後の教科書には多分政権交代を成し遂げた民主党は原発対応の不具合でメルトダウンをカン総理が引き起こしたとメタ糞に書くんでしょうね？（忖度）

「勝てば官軍」なのは昔から変わってないのですよね？　日本も、世界も。