実は・・・・・。

古河市の十間道路が新幹線に交わる交差点（旧総和町）は信号がありませんでした。

手前の焼肉屋とかガソリンスタンドに信号があったのに、スグに、高架線を潜る所でまた信号です。

実は、30年くらい前に高架線から一時停止を守らない乗用車（小山方面から南進）と優先道路の乗用車（つくば方面から西進）した乗用車が出会い頭に衝突、道路を挟んだ衝突場所から南西側を二人乗りで走っていた自転車の二人を巻き込む事故がありました。

飛び出した車は優先道路を走っていた車に飛ばされる形で数十メートルも飛ばされ、対岸の自転車を巻き込みます。

とても残念なことに、自転車を運転していたT、後ろに乗っていたHも僕の同級生でした。

今は空き地になりましたけど、山崎製パンの工場の斜め向かいにあるマーチというパチンコ屋に行った帰り。

二人で市内へ向かっている途中後部に座っていたHはそこで命を落としました。

僕は同じ町内だったので通夜の前に自宅を訪れましたけど、お母さんは号泣して、更に、顔も腫れてしまっていてHの面影もない！と嘆いていました。

23でクビをくくったUも、17で突然死んでしまったHも突然の知らせでした。

あの高架線の信号をくぐるたびにHが死んだからここは信号付いたんだよ、ありがとうな、と思います。

同じように、実はうちの実家のそばのマクドナルドの近くに供養塔が立っています。

注意しないとわかりません。

あのマクドナルドの前には食堂が国道ギリギリにあって、居眠り運転のダンプが食堂に突っ込んで多数の死傷者が出た、ということです。

その食堂を営んでいたおばあちゃんは片足を無くして、尚、その後後ろに引いた場所で食堂を営んでいられました。

私の母の記憶では運転手も死んでしまっていて、事故直後はとてもじゃないが目を向けられるようなものではない、惨状が広がっていたらしいです。

僕はマックを利用するたび、数十年前に立てられた慰霊碑にお参りして「安全にマクドナルドが食べられることに感謝します」といいます。

あそこで働いてる人のどれくらいの人が、あの町内（住吉町自治会）のどれくらいの人があのときの悲劇を知っているでしょうか？

先日の都内の橋の袂にある慰霊碑もそうですが、慰霊碑が建っているのには理由があります。

先人の苦しみを分かち合う必要はないかもしれませんが、先人の命に対し感謝することは必要だよな？と思って書きました。

同じように死んでいるのに、河川敷で死んだUや心臓麻痺で死んだMは慰霊碑も信号もない。

マクドナルドから日赤に向かう細い一本道で約40年前、一人の少年が日赤方面から来る初心者の運転する自動車にはねられて垂直に跳ね上げられて顔面を擦りむき、右肩の鎖骨をおる怪我を負います。

実は日赤が移転する前は袋小路だったので自動車なんてほとんど走らなかったのです。

ところが、日赤に向かう裏道になったので朝夕はタクシーやら知らない車が爆走する道になりました。

僕が今はなき駄菓子屋でうまい棒（チョコ味）を握りしめて飛び出した路地での事故は何の役にもたってないんだな？とふと思ったりしました。

くらいことばかり書きましたけど、この日記の知り合いの方が故郷を走ってくれたのはとても嬉しいことです。

本来であれば家に招いてお茶でも出すべきだったのでしょうけど、ガラクタは出せてもお茶は・・・・・。という家です（一般的に見たらゴミ屋敷に近い）

いつかキレイになったら曲がり角で旗を降ってお待ちしますね。