多くの人が(友人知人)死んでいった。

上手くその後の関係を築いて今もなんとかやってる所もあれば、一人の死で一家離散してしまった家族もある。

実家の向かいの家と、従姉妹の家には偶然、僕より一つ上の男性が両親と住んでいる。

両方共心が優しくて兄の居ない僕には兄のようでもあった。

母の本家の跡取り(女系8人男子一人の男子のなかでの三人兄弟の長男)のはずだけどもうかれこれ五年以上引きこもっているという。

会社に行ってたのだけどどうやらいじめられて辞めて自宅に引きこもってしまったらしい。(母の兄の息子)

昔はキャッチボールをしたりばあちゃん家に行くと一緒に遊んだりもした。(向こうは男一人、妹二人だけど、こっちは男女男の三人)

野球が好きでPLが優勝するよ!とかいう話もした記憶がある。

ま、そういうわけだから今の所結婚はおろか、彼女もいないと思う。

両親は努めを引退して年金で暮らしていて、あと、先祖の残した土地で簡単なものを作ってほそぼそと暮らしている。

ばあちゃんが生きていた頃、お盆と正月にはよく遊びに行った。

今思うとあの頃の従姉妹はいつあっても楽しそうだった。

僕も寄り付かないけど、多分、30年くらい顔を見ていない。

下の妹二人は結婚して子供がいるから子孫は断絶しないけど、武家であれば男系男子が居なければお家取り潰しである。(農家だから潰されないけど)

父親は僕に輪をかけて金にならない人助けが好きで、この本家に行ってはトラクターを修理したり、エンジンオイルを替えに行ったりしてるという。

で、修理代の代わりに米を貰ってくる(笑)

うちの実家は別の家から米を買っていて、はんたら貰ってくると溢れるので「◯◯ちゃんとこ(従姉妹の名前)で米貰ってきたから食うか?」と帰郷の際に貰ってくる。(栃木米大移動)

最近ではネットを介して特技でお金を稼げる時代だともいうらしい。

ゴルフを教えたり、街案内したり、特技で稼いだり・・・・・・。

まだ、一応社会と関わっている僕はマシなほうだけど、実家の隣家の彼と従姉妹の彼は親の金で生かされている。

きっと引きこもるきっかけがあってああなってしまったのだと思うけど、一緒に暮らしていた祖父母が死んで、後々の関係を上手く再構築できないと厳しいのかな?とも思う。

別の方から光を当てるとメンタルな部分を除けば働き盛りの40代の男子が引きこもっているなんてもったいないと思う。

世の中は人不足なのに! 働かないで食べられるなんて羨ましい!(笑)

人が死んでしまうということは、命が一つ消えるということだけではなく、その人が結びつけていた様々な人との距離感や関係も消えてしまう。僕がもう少しその事に気づいていたら隣家は別にして実家のほうはなんとかできたかもしれないな、なんて今更思う。(ま、僕は故郷を離れてしまったので・・・・)

かといって、生きてるうちに僕が死んだら空いた関係はこことことで上手に結びつけて関係を再構築してね!なんて毎日言ってられない。(一応まだ死ぬつもりはない)

人もバカではないので関係も自動修復するのだけど、上手く治らない怪我があるように、世の中には新たな関係を構築しにくい人もいるのだ。

ただ、悔しいけど、命は永遠じゃないし、生まれて、死んでゆくものなので残った人たちが頑張って新たに作り上げていくしかない。

泣いても喚いてもいい。

けど、明日は来るから

コメント

まるこ
2018年7月29日17:25

いつに事になるかわかりませんが、避けて通れない道ですもんね。
私が亡くなった後、大した影響は無いにせよ色々考える事多いです。

マサムネ
2018年7月29日19:47

まるこさん

みんなそういう道を抜けて今に至っていると思うのですが、死って突然訪れるから殆どの場合用意ができない。それでもなんとか一人の役割を三人くらいに分担できればいいけど、自分の役割があるところに元の人の全部の役割はまず、背負えない。そうすると「〇〇が生きてた頃はこうだったのにね?」と故人のことを懐かしむのだけど、実はそこに〇〇さんの代わりになろうとしてる人がいたりして関係がギクシャクするんですよね(涙) 僕はそういうのを他人だらけの土地で目の当たりにしたので随分社会勉強になりました。

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