自分さえ良ければいいというものではない

さっき中華街のゴミ不法投棄（不法なんだから権限を与えた職員に逮捕させればいいのにね？）のニュースを見た。

別に中華街だけではなく日本各地で起きている問題だと思っている。

小田原も観光客の来る所はキレイにしてるけど、うちみたいに郊外のアパートが多い地区では無造作に放置されたゴミが目立つ。

報道のあり方として中華街（だけ）の、あたかも支那人（俺は名称に中華とつけるけど人種や国家の理想的あり方として呼びたくないので古い呼び方で呼ぶ）だけが悪さをしているような報道は裏があるようで疑念を抱く。

日本人だろうが、シナ人だろうが、インド人だろうが半島人だろうがいいものはいいし、悪いものは悪い。

あそこの町だって先人が日本人からの差別と偏見に耐え忍びおそらくあの規模に拡大して一大観光地になったのだと思う。

結局最終的に捨てるか捨てないか、というのは個人のモラルに委ねられるところにもなり、それは日本人の得意とするところの（最近ダメだね）「忍耐」「人徳」の精神なのだと思う。

僕は先天的なものを除けば「みんな誰でも言えばわかるし誰も本気でその人たちに言ってない」のだと思う。（良心のない人間などない）

ゴミ出しついで言うと実家は分別がちょっと甘くて「プラスチック容器」はあるけど、ビニール、包装紙は燃せるゴミ扱いだ。逆に布団は燃せるゴミだけど、小田原市は「粗大ごみ」（証紙扱い）

うちの地区は袋小路だし、知らない人が入ってきてゴミを捨てるなんてほとんどない。（うちの玄関の目の前だ）

1日数回頭の禿げ上がったオヤジが掃除をしてるし、風でとんだ何処かの家の落ち葉と通りに投げ捨てられたタバコの吸い殻も掃除して自宅のゴミ袋に捨てる。

自分ちの前だけキレイならそれでいいというわけじゃないし、向こう三軒くらいまでキレイじゃないとそれは僕ら全員の恥だと思う。

今更士農工商を持ち出すわけじゃないけど、貧乏よりも何よりも「恥辱」を受けて生きながらえるなら華々しく散って名を残すのが武家の端くれなのだ。

別に死んじゃうわけじゃないけど「マサムネさんは若くして死んじゃったけどあそこの家は人の悪口だけは言わないでみんなの話聞いてくれたね」という（例えばね？）名誉が子孫末代まで語られるところの「家の誉れ」なのだ。

単身世帯が増えたのかもしれないけど、それであっても個人の看板を掲げている以上、それはどんな出自の家だって同じなのだ。

名前のない人なんて日本にはいないからね（犯罪とかは別にして）

地域の汚れは名の汚れだと思えば自然とキレイにするんじゃないの？

特殊な地区、地域は特別な職員や法整備をしないと駄目でしょうね。

旧法に現行の人のモラルの低下が追いついてないのかもね？

小田原の誇る北条早雲公は

「人を縛る法律は少ない方が良い」と言っていた。

自主性で上手くいくならいいけど、駄目なら法律を整備して厳罰に処することでゴミの問題なんか解決するでしょ？　ゴミが捨てられていることよりも我々日本の国土でジワジワとすり減っている道徳観やモラルの低下のほうが問題だ（大人に徳の教育してくれる人はいないからね、老人が電車の中でスマホで通話しちゃう時代だし）と僕は思う。