親なるもの断崖 第二部
2015年10月2日 時事ニュースミクシのリンクから無料で読んでDNの相互リンクされている方が読んでいたと知って今、第二部を読み終えました。
時代背景やその他は置いておいて。
絵が荒い。
あとちょっと展開が早くて(カット割りが下手なのかな?)色々と端折り過ぎな気がしました。
女郎の歴史のことは置いておいても巻頭で「女性の初の社会進出は女郎である」なんて書いちゃって炎上しないのかね?
別に自慢するわけじゃないけど大学時代、日本近代史辺りで「宇佐美ミサ子」先生の授業を取りました。(史学部ですので)
確か「宿場町と飯盛女」というタイトルだったような気がします。
結局、僕はその授業はB評価だったけど、実はその授業から10数年後「宇佐美先生」が住む小田原に引っ越してくることになるのです。
なんかドラマチックですね。
オマケにそこからさらに10数年後「男女共同参画」についての仕事やら教育やらを調べたりするわけです。(その前まではなんで女性の権利拡大とかギャアギャア叫ぶのかわからなかった)
・・・・・。で、現在。
政府は声高に女性の社会進出を叫び、空回りして人口が減っている。
実際、適齢期の女性が二人以上産まないと(産んでも税金が取れるのは18-20年後ね)少子化によるしわ寄せが若い世代に広がる社会へ・・・・・。
さて、じゃあどうすればいいのか?
そういうのは政治家や官僚の「良い頭」で考えてもらいましょう。
突然漫画の時代背景に戻るけど、当たり前のように僕らは生きてるけど、三代、四代前の人たちがちゃんと「世代交代」したから僕らの命がある。
生きること自体がとっても苦難で困難だった時代。
敗戦後、近代化が進み、先進国の仲間入りをしたように見えるけど、それは実は上辺だけのこと。
僕らの大多数は農民であり、百姓だった。
今だって僕らの多数は一般市民で、政治家になり国を動かしてるのはごく一部だ。
昔は武家が農民をしばいて成り立っていたのが、そのうちに家長がそれ以外をしばくように、力のある男子がか弱い女子をしばいてやりたい放題やってきていた。
もちろんその風潮は戦後も残り、色々な方面から「男女平等」や「女性の人権」について叫ばれるようになった。
人権活動を否定するわけではないのだけど、果たしてそれが今のニッポンに「すべて」いい結果をもたらしたかはなんともいえない。
男子は地獄穴にハマリ、女子がそれをコントロールしていた時代のほうがお互いしあわせだったのかもよ? と疑い深い僕は思ってしまう。
オマケに作品には勢いはあるけど、どうも一般の読者では読んだあとの「満足感」は得られないように思える。
実は巻頭から男を取らされた一番年長者の女性が厠で首を吊って死んでしまう。背景には好きな男子が居てその人と添い遂げたかったけど家長である実父が怪我して働けなくなったため身売りされた。とある。
何も知らない人がこれを読んだらどうだろうか? 農業従事者のほとんどがそういう熾烈な環境で暮らしていたと勘違いしないだろうか?
にも、関わらず、作品には勢いがあり、否が応でも最後まで読ませる「力」がある。
そうだよな、人が歯を食いしばって生きるのは復讐するためだよな?と思ったりもする。
そういった意味では人間の「どす黒い部分」を真面目に描写している。
でも、レイプの被害者がそういう内容のドラマを見るとフラッシュバックしてしまうように、女性がこの漫画を単独で読むのは余りすすめない。なんというかかなり女性が卑下されているし、ものすごく憎しみとか恨みをリアルに書いてあるから。
いいことを書けばそんな時代に比べたら選挙権もあるし、食べられなくて身売りされて身体でもって生業とするなんて人は(多分)いない。
借金の形で色々・・・・。というのはあるかもしれないけど、法律上はそういうのはまずいのでない(はずだ)
大体、現在の法律と当時の実際のことと全く違うと思う。
戦時中の道徳と、現在のそれも違うと思うし。
嫌な言い方をしちゃうと法律は法律、道徳は道徳、現実は現実。
それでもどうにかして生きていかないといけない。
男も、女もね。
そういうことを踏まえて読むのならいい漫画だと思いました。
時代背景やその他は置いておいて。
絵が荒い。
あとちょっと展開が早くて(カット割りが下手なのかな?)色々と端折り過ぎな気がしました。
女郎の歴史のことは置いておいても巻頭で「女性の初の社会進出は女郎である」なんて書いちゃって炎上しないのかね?
別に自慢するわけじゃないけど大学時代、日本近代史辺りで「宇佐美ミサ子」先生の授業を取りました。(史学部ですので)
確か「宿場町と飯盛女」というタイトルだったような気がします。
結局、僕はその授業はB評価だったけど、実はその授業から10数年後「宇佐美先生」が住む小田原に引っ越してくることになるのです。
なんかドラマチックですね。
オマケにそこからさらに10数年後「男女共同参画」についての仕事やら教育やらを調べたりするわけです。(その前まではなんで女性の権利拡大とかギャアギャア叫ぶのかわからなかった)
・・・・・。で、現在。
政府は声高に女性の社会進出を叫び、空回りして人口が減っている。
実際、適齢期の女性が二人以上産まないと(産んでも税金が取れるのは18-20年後ね)少子化によるしわ寄せが若い世代に広がる社会へ・・・・・。
さて、じゃあどうすればいいのか?
そういうのは政治家や官僚の「良い頭」で考えてもらいましょう。
突然漫画の時代背景に戻るけど、当たり前のように僕らは生きてるけど、三代、四代前の人たちがちゃんと「世代交代」したから僕らの命がある。
生きること自体がとっても苦難で困難だった時代。
敗戦後、近代化が進み、先進国の仲間入りをしたように見えるけど、それは実は上辺だけのこと。
僕らの大多数は農民であり、百姓だった。
今だって僕らの多数は一般市民で、政治家になり国を動かしてるのはごく一部だ。
昔は武家が農民をしばいて成り立っていたのが、そのうちに家長がそれ以外をしばくように、力のある男子がか弱い女子をしばいてやりたい放題やってきていた。
もちろんその風潮は戦後も残り、色々な方面から「男女平等」や「女性の人権」について叫ばれるようになった。
人権活動を否定するわけではないのだけど、果たしてそれが今のニッポンに「すべて」いい結果をもたらしたかはなんともいえない。
男子は地獄穴にハマリ、女子がそれをコントロールしていた時代のほうがお互いしあわせだったのかもよ? と疑い深い僕は思ってしまう。
オマケに作品には勢いはあるけど、どうも一般の読者では読んだあとの「満足感」は得られないように思える。
実は巻頭から男を取らされた一番年長者の女性が厠で首を吊って死んでしまう。背景には好きな男子が居てその人と添い遂げたかったけど家長である実父が怪我して働けなくなったため身売りされた。とある。
何も知らない人がこれを読んだらどうだろうか? 農業従事者のほとんどがそういう熾烈な環境で暮らしていたと勘違いしないだろうか?
にも、関わらず、作品には勢いがあり、否が応でも最後まで読ませる「力」がある。
そうだよな、人が歯を食いしばって生きるのは復讐するためだよな?と思ったりもする。
そういった意味では人間の「どす黒い部分」を真面目に描写している。
でも、レイプの被害者がそういう内容のドラマを見るとフラッシュバックしてしまうように、女性がこの漫画を単独で読むのは余りすすめない。なんというかかなり女性が卑下されているし、ものすごく憎しみとか恨みをリアルに書いてあるから。
いいことを書けばそんな時代に比べたら選挙権もあるし、食べられなくて身売りされて身体でもって生業とするなんて人は(多分)いない。
借金の形で色々・・・・。というのはあるかもしれないけど、法律上はそういうのはまずいのでない(はずだ)
大体、現在の法律と当時の実際のことと全く違うと思う。
戦時中の道徳と、現在のそれも違うと思うし。
嫌な言い方をしちゃうと法律は法律、道徳は道徳、現実は現実。
それでもどうにかして生きていかないといけない。
男も、女もね。
そういうことを踏まえて読むのならいい漫画だと思いました。
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