もう二十年くらい前になる。
故郷で僕は別の女性の尻を(笑)追いかけていたけど夢(バーテン)のために中伊豆に引っ越した頃。
同じ職場でバイトしていた天秤座のB型の妹な女子がいた。
松雪泰子に似ていてスリムでスレンダーで友達が100人くらい専門学校にいて話を聞くだけだととても華やかな生活を送っているように思えた。
彼女はカヨと言った。
最初はポケベルと携帯だったのが携帯で話すようになり今思うと友達以上恋人未満だったのだと思う。
なんてったって僕は故郷を離れながらそのバイトの同僚と同じ所で働いていた別のMという子を追いかけていたから。
僕は中伊豆に住んではいたけど、三週間ぶっ通しで働き、一週間は故郷に戻り羽を伸ばすというスタイルでいたので休みの一週間はとても自由で適当に遊びに行ったり必要な材料を東京で仕入れたりもした。
そういえばだけど休みが近くなると「早く戻ってきてくださいよ~!」とよく言われていた。(僕のほうが年上だから敬語)
「友達いっぱいいるんだからその子たちと遊べばいいじゃん」と言うのだけど何やら違っていたらしい(まだ気づかない鈍感な俺)
僕が戻る初日には彼女は必ずといっていいほど学校をサボり東京や大宮などの駅前で拾って飯食ったか? じゃあカラオケ行くか? などと僕も休みで開放感があり、よく出かけた。
前振りが長くなったけど、その彼女が今朝方夢に出てきた。
少しふっくらしたカヨに向かい「あ! 少し太ったね?!」と言い切ってしまう僕。
「ひどいです~! 確かに太りましたけど!!」
夢だから確かめようもないのだけど、彼女は出産と離婚を経験してその世界の何処かで偶然僕と再開した。
その世界では僕も離婚していて(笑)一人で何処かを彷徨っていた。
「お互いバツイチか~! ハハハハハ、せっかくだから一緒に暮らすか?」と僕が言うと彼女が泣き崩れてしまう。(リアルの僕はそんな軽いこといわないと思うけどね)
彼女の肩をだき何か言ってる彼女と立ち尽くす・・・・・覚醒。
詳細は覚えてられない(笑)
前にも書いたかもしれない、夢の話。
実は一度だけ彼女と朝まで一緒にいたことがある。
前日の昼くらいに合流して昼を食べてカラオケ言って夜ご飯食べて帰るのかな?と思いきや「海に行きたいです」と言う。
しかも高校の時に出かけた勝田の海浜公園の所に行きたいと。
僕はただひたすら運転しながら色々な他愛もない話をしたり聞いたりした。海浜公園の砂丘は真っ暗で車から降りずにあのへんをアテもなくグルグルと回った。
彼女は僕がMを好きなことを知っていたし多分それですぐに乗り換えるような軽い男だったら最初からドライブになんて行かなかったんだろ思う。
時は経ち、10数年後僕は結婚し、妻にその時にあったことを話す。
別に本当にやましいことは何もなかったのだけど、一応
「手も握ってないし、何もしてない、ただドライブして飯食ってカラオケ行ったりするだけ、彼女は色々と複雑な悩みを抱えていて100人の友達には話せなかった、と言ってたんだ」と言う。
「アナタバカねえ?」それはカヨさんはアナタのこと好きだったんだよ!!と言う嫌いな人と一晩一緒にいて何もしなかったんでしょ? ま、Mさんが好きだったからね? アナタってそういう人よ。
驚愕
別に本人に「あの時俺のことが好きだったのか?!」と聞いたわけではない(笑)
彼女は宮城の方の男の人と知り合い結婚したと風のウワサで聞いた。
その後程なくして震災が起きた。
震災後彼女が夢に出てくるのは多分二度目だ。
産業廃棄物を処理する会社を経営してる社長と結婚して今も幸せなのかな?と思う。
夢で言ってたように離婚してふる里へ戻っているのかもしれない。
けど、生きてるのか死んでいるのかも僕にはわからない。
彼女が夢に出てくるたびに僕はあの日の夜を思い出す。
病気のお父さんのこと、本音を言い合えない名前だけの友達。
どうすればいいのかわからない何か。
色々なものを飲み込んだまま彼女は消えてしまったのだ。
僕の前から。
故郷で僕は別の女性の尻を(笑)追いかけていたけど夢(バーテン)のために中伊豆に引っ越した頃。
同じ職場でバイトしていた天秤座のB型の妹な女子がいた。
松雪泰子に似ていてスリムでスレンダーで友達が100人くらい専門学校にいて話を聞くだけだととても華やかな生活を送っているように思えた。
彼女はカヨと言った。
最初はポケベルと携帯だったのが携帯で話すようになり今思うと友達以上恋人未満だったのだと思う。
なんてったって僕は故郷を離れながらそのバイトの同僚と同じ所で働いていた別のMという子を追いかけていたから。
僕は中伊豆に住んではいたけど、三週間ぶっ通しで働き、一週間は故郷に戻り羽を伸ばすというスタイルでいたので休みの一週間はとても自由で適当に遊びに行ったり必要な材料を東京で仕入れたりもした。
そういえばだけど休みが近くなると「早く戻ってきてくださいよ~!」とよく言われていた。(僕のほうが年上だから敬語)
「友達いっぱいいるんだからその子たちと遊べばいいじゃん」と言うのだけど何やら違っていたらしい(まだ気づかない鈍感な俺)
僕が戻る初日には彼女は必ずといっていいほど学校をサボり東京や大宮などの駅前で拾って飯食ったか? じゃあカラオケ行くか? などと僕も休みで開放感があり、よく出かけた。
前振りが長くなったけど、その彼女が今朝方夢に出てきた。
少しふっくらしたカヨに向かい「あ! 少し太ったね?!」と言い切ってしまう僕。
「ひどいです~! 確かに太りましたけど!!」
夢だから確かめようもないのだけど、彼女は出産と離婚を経験してその世界の何処かで偶然僕と再開した。
その世界では僕も離婚していて(笑)一人で何処かを彷徨っていた。
「お互いバツイチか~! ハハハハハ、せっかくだから一緒に暮らすか?」と僕が言うと彼女が泣き崩れてしまう。(リアルの僕はそんな軽いこといわないと思うけどね)
彼女の肩をだき何か言ってる彼女と立ち尽くす・・・・・覚醒。
詳細は覚えてられない(笑)
前にも書いたかもしれない、夢の話。
実は一度だけ彼女と朝まで一緒にいたことがある。
前日の昼くらいに合流して昼を食べてカラオケ言って夜ご飯食べて帰るのかな?と思いきや「海に行きたいです」と言う。
しかも高校の時に出かけた勝田の海浜公園の所に行きたいと。
僕はただひたすら運転しながら色々な他愛もない話をしたり聞いたりした。海浜公園の砂丘は真っ暗で車から降りずにあのへんをアテもなくグルグルと回った。
彼女は僕がMを好きなことを知っていたし多分それですぐに乗り換えるような軽い男だったら最初からドライブになんて行かなかったんだろ思う。
時は経ち、10数年後僕は結婚し、妻にその時にあったことを話す。
別に本当にやましいことは何もなかったのだけど、一応
「手も握ってないし、何もしてない、ただドライブして飯食ってカラオケ行ったりするだけ、彼女は色々と複雑な悩みを抱えていて100人の友達には話せなかった、と言ってたんだ」と言う。
「アナタバカねえ?」それはカヨさんはアナタのこと好きだったんだよ!!と言う嫌いな人と一晩一緒にいて何もしなかったんでしょ? ま、Mさんが好きだったからね? アナタってそういう人よ。
驚愕
別に本人に「あの時俺のことが好きだったのか?!」と聞いたわけではない(笑)
彼女は宮城の方の男の人と知り合い結婚したと風のウワサで聞いた。
その後程なくして震災が起きた。
震災後彼女が夢に出てくるのは多分二度目だ。
産業廃棄物を処理する会社を経営してる社長と結婚して今も幸せなのかな?と思う。
夢で言ってたように離婚してふる里へ戻っているのかもしれない。
けど、生きてるのか死んでいるのかも僕にはわからない。
彼女が夢に出てくるたびに僕はあの日の夜を思い出す。
病気のお父さんのこと、本音を言い合えない名前だけの友達。
どうすればいいのかわからない何か。
色々なものを飲み込んだまま彼女は消えてしまったのだ。
僕の前から。
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