銘仙

2013年10月17日 時事ニュース
朝ドラで着ていた杏の緑色(翡翠色)の銘仙

あんな柄があるんだあ?と見ていた。

杏は女学校へ通ってる時は袴をつけていてあの漫画

「はいからさんが通る」の紅緒のようである。(字あってるよね?)

僕はれっきとした男子だけど(いや、多分男子だと思うぞ)

ベルばらやはいからさんが通るは妹が見るのと一緒によく見ていた。

朝ドラに話を戻すとあの時期は和装がまだ今のように廃れていなく、

洋装が新しく、珍しがられていたように思える。

今でもそうだけど洋装は機能的で楽で、動きやすい。

対して和装は着るのに手間がかかり、動きにくい(と思われている)

普段から週末は和装で出かけたりするが、やっぱり目立つ。

小田原駅前で和装をしてる夫婦がいたらかなりの確率で僕らだ。

年に何度か和装のイベントや普通にお茶会などが開かれて和装人口が

一時的には増える。

あのドラマの衣装さんは恐らくは杏さんのキモノを誂えたりしてるの

だと思うけど結構仕立てがよくてぴったりしている。

ドラマの中では矢羽柄のキモノをよく来て女学校へ通っているが

同じキモノでも半襟を付け替えたりして季節感を出している。

同じ日なのに学校から帰ってくると最初にでた翡翠色の銘仙に着替えるのだけど(今日は)誰かが着付けを手伝うなんてシーンはない。

また、木造から鉄筋に・・・。という伏線もありカーネーションの時

のように少し前を振り返る的な時代背景が懐かしい。

着物を着てると着物を知ってる人が見るととんでもない物を身につけていることがあり、「あちゃー」という目で見られることもある。

携帯を帯に挿していたり、時計は普通にGショックをつけていたり

草履ではなくマツシタ靴店のギョサンだったり(笑)

僕はたまたま、アンティークの着物の裄が(手が長い)足りなくて

着丈と身幅と裄のバランスのとれた着物がなく、自分で見よう見まねで仕立てた。

浴衣の型紙を利用して一度試作品を縫って色々と手直しして

二枚目を作った。

作った上で「労力を考えたら買ったほうがいいや」と買うように

なった。

素材も重要で僕は正式な場所にお呼ばれすることはないので絹をほぼ

もってない。普段使いだし、サイゼリアでトマトソースを落としたり

酔っ払ってワインをくっつけたりするので気兼ねなくジャブジャブ洗

える木綿が良い。

それでも普段使いに正絹を身にまとっているのを見るといいなあ。と

思う。

おそらく、日本人のキモノ離れと養蚕業の衰退と農業従事者の数とい

うのは密接につながっているような気がする。

厚木の広報か何かに乗っていたPDFファイルで養蚕農家の作業工程を

見たのだけどかなり大変だ。

おかいこさまに餌を上げるついでに田んぼをやったりもする。

月収に直すと養蚕の収入は夫婦二人で月20万程度とある。

日本の絹織物は我々のプレイしていた大航海時代でも西洋に持ち帰るとかなりの利益を生み出す。

日本では需要がなくても世界に販路を広げたらもっと盛んになるのかな?

と、ふと思ったりする。

付記

杏さんの手は結構長い。
継がないで裄がでてるのかな? 幅広の反物があるのかな? 上手に継いでるのかな? などと中身そっちのけでキモノの方ばかりみたりしている。 それに対してカーネーションのイトコさんは普通サイズで平気なんだろうな。と思ったりね。キモノを着てる朝ドラは見どころ満載です。

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