日曜日に妻の着物関係の知り合いの店に行ってきた。

http://www.yugawara-kimono.com/index.html

ここの主催の方の店で温泉通りにある。

実は熱海、湯河原が斜陽の時を迎えていた時、僕はその渦中にいて経営の傾いたホテル、旅館の奥の手を考えていた。

10数年ぶりに来るとテナント募集と廃業した建物の多いこと多いこと。

簡単に言うと湯河原は日本の最先端を行く町でこれから人口が減り、高齢化に加速がかかり、どんどん町としての力がなくなってゆくところだそうな。

文化人、とりわけ文人には愛された温泉もひっそりとしている。

マチの盛衰というのは卒論指導で知り合った方のテーマとかぶるものがあり

実際に歩いてみると「千歳川」が温泉街の中央を流れていてとても風情がある。

けどこれ、実は「県境」である。

上流を正面に捉え左が静岡県熱海市、左が神奈川県湯河原町。

いずみの湯は静岡県にあり、いずみ公園も同じ。川の右側にあるメインの道路沿いは神奈川県で「独歩の湯」も神奈川である。

タイトルにでて来た「国木田さん」

もちろん彼がこの地で作品を多数生み出したことにちなんでいるけど

彼をはじめ昔の文人たちが湯治に訪れていた。

独歩は若くして病気が原因で亡くなるけど亡くなって後に自分の名前が町立の

足湯の名前につかわれるとは執筆当初は思いもしなかったであろう。

昼食に食べた名物「タンタン焼きソバ」も旨かったけど何気に普通の大ざるうどんが美味しかったのは気のせいだろうか? 多分、水が綺麗なんだろうな?と推察する。

観光会館より登った先の「こごめの湯」の食堂で食べられます。

温泉施設だけど入り口に「お食事、休憩のみの利用もできます!」と大きく書いてあるので受けつけで「ご飯食べにきました~!」というと問題なく食堂へ通されます。 歩いて喉が渇いたせいか普通のお冷が美味しかったです。

あのマチのどこかに「元総理」がすんでいるハズなのだけど見かけませんでした(笑)

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