運命論

2013年1月24日エッセイ

すべての事はなるべくしてなった。

そうなることは最初から決まっていた。

神は乗り越えられない試練は与えない。

全てそのとおりだとは言わない。

でも、やっぱり思うのは

先天的異常で子供が産めない人のために卵子の無料提供したり

某国会議員が自らのエゴの為にあえて不良品の命を産み落とした人の業の深さ。

染色体異常ってもう先天的なもののわけです。

乙武さんの手足がないのと同じです。

では電動車椅子も卵子提供も同じか？

違いますね？

世の中にたくさんの命が様々な理由で生まれます。

身体的に産めない人、子種ができない男子、身体的には全く問題ないけど

こころと身体がチグハグな人、価値観から全ては問題ないけど産まない、作らな

い事を公言する人など、様々です。

たくさんの人がいるからたくさんの価値観があっていいと思うのです。

ただ、治療と称して産めない身体を産めるように改造するのは医療の枠を

はみ出している気がします。

漫画ブラックジャックの中で本間丈太郎がその死に際に言っています。

「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね。」

医者のあり方や医療の限界はあるんだよ。と弟子に師匠が言ってる気がします。

よく勘違いされますけど、僕は医療や不妊治療を真っ向から批判しているわけ

ではありません。

オギャアと生まれたからには必ず死にます。

悲しいけど人は死んでゆくものです。

遠い異国の地で戦乱に巻き込まれ死んでゆく

教師の体罰を苦にして社会に何かを投げかけ死んでゆく

病気を苦に首を吊る

朝起きたらコタツで亡くなっていたという話も聞きます。

命と時間は有限だから大切に毎日を生きましょう。

貴方に与えられた命でしかできない何か、

貴方だからこそなし得ることが必ずあるはずです。

僕は僕のそういう何かが見つかるように願っているけど

不惑を迎えようとする今日でも未だに彷徨っている。

とある女性が僕に言いました

「アンタはいっぱいいいところがあるよ～！」（でもそれってなんだ？！）

某洋服倉庫に務める超エリートになった上司がいいました。

「オマエのいいところは・・・・・・・・そういうのは酒を飲まずに言えません

よハハハハハ！」（飲み会でも言わなかったｗ）

自分の身体の後ろ側が目視できないように（鏡つかえよとかナシです）

多分自分の良いところも見えないようにできてるんだろうなあ。と

思ったりもするのです。

何かを変えようと生きるのも、全てなすがままに生きるのもまあそれも

運命かな？と。