その昔我が家に妻の祖父母と叔父叔母が暮らしていた30年近く前の話。

妻とその妹は隣の隣のおばさんのおうちによく遊びにいっていたそうな。

ガンで闘病中だったらしいけど、たまに病院から戻ってこられてるのを目にして

いて、病魔と闘っている様子がうかがえたものです。

今朝、いつも止まってる息子さんの車に足して黒い外車が留まっていたのであれ

え?珍しいなと思いつつ家事をこなし、パンを買いに行き、午後にホームセンター

に木炭コンロと木炭を見に行った帰りとおりに面しているそのお宅の前にうちの

組の人が勢ぞろい。

「とうとう旅立たれたか・・・・」と思ったらやはり的中していました。

携帯で職場に連絡してもよかったのですけどこういう時は直接行ったほうがよいと

思ったのでバイクで爆走して妻の職場に行き、その旨を伝えました。

「炭を見に行って自転車で帰宅したらみんな会話中でさ。場違いな所に戻ってきた

って感じがアリアリだったよ。オレだけ世代が違うし」

取り急ぎ枕元に線香をあげて

「挨拶程度しかしませんでしたけど生前は妻が幼少の頃よりお世話になりました。

ウチの玄関でも香を焚いて(仏具店で買った礼拝香)ちょっとだけ窓を開けておく

ので風に乗って薫るとよいですね」と合掌しました。

妻が戻ってくるとおばちゃんのために香を焚いてくれたんだね?といわれて

じゃあ私は花を買ってくると近くのスーパーへ行きました。

なんというか僕らの祖母のときと比べるとどうも線香の香りも花の量も足りない

気がするんですね。実際に香りが届くかと聞かれるとおばちゃんの枕元には届かな

いとは思います。でも、黄泉に旅立つ人へ手向けになればな。と思い普段よりも

気持ちをこめて焚きました。

明日が通夜であさってが告別式らしいです。

組としての手伝いは辞退されたのであとは各々が付き合いの深さで通夜や式に

参列してください。と組長さんからありました。

車が戻ってきたのでオガ炭と木炭コンロ(レンタンじゃないよ!)と火おこしを

買ってきてコンロで着火して火が回るまでベランダにおき、真っ赤になったところ

で室内にいれました。

高窓を少しあけておくんですけど、これがまた暖かい。

窓、開いてるのにこんななんだ?!

と思います。

オレンジ色に燃える火を眺めながらこれを書いてるのですけどこれがまた

時折炭の燃えるサラ。サラ。という音が部屋に響きなんともいえず趣き深い。

なんだか徒然草現代語訳みたいになったのでこのへんで。

よく考えたらブログってその人流の徒然草だよね?

そこはかとなく書くんだ!

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