怒りオーラで人が寄り付かず。

市立病院にて。

今日は夜まで誰も面会にいけないので僕が空いた時間に

祖母（とはいっても血縁はありません）の様子を見に。

にやけて研修医軍団がこないかと待っていたのですが

流石に怒りが顔に出ていたのでしょう、看護士の人も寄り付きま

せんでした。

昨日のお二方の助言に従い頭が冷えてから主治医に相談します。

昨日は頻繁に動いていた左手と左足ですが今日は

あまり動きがありません。肌の色も昨日に比べて少し白くなり

ました。起こしたら起きるんじゃないのか？という感じで

スースー寝ています。

脳の腫れは少し引いたらしいですが、肺炎を起こしかけていて

抗生物質の点滴が入ったらしいです。僕が見たときは

いつもの保存液？　と降圧なんたらと書いてあった二本が

祖母の右手あたりに吸い込まれていました。

ちなみに僕の祖先にあたる祖父母はみな私が二十歳になる前に

他界してすでに故人になっています。

父の実家は東海村に、母の実家は栃木県小山市にあって私は

盆と正月くらいしか祖父母に会えなかったという少年時代でした

ですので、妻のように自宅に祖父母がいる、というのが少し

うらやましかったです。もちろん自分の祖父母にできなかった

祖父母孝行をしてきたつもりではありますけど。

自力ではいけない距離ではあるのですが、実は小学五年生の

ときに20キロ近く離れた祖母の家に夏休み何の脈絡もなく商会

長のジャガとカブトムシを取りにいった思い出があります。

庭に太い木（クヌギじゃない）が生えていて夏にいくと必ずそこ

でカブトムシが取れたものです。

少年時代は自転車で何処へでも行っていた気がします。

東海村については16歳で原付免許を取ったときに「海が見たく

て」また脈絡もなく遊びに行ったことがあります。

19歳の夏に北海道にツーリングに行きがてら軒先を借りて

雨に降られた服を着替えさせてもらったこともあります。

お世辞にも気前がいいとはいえない祖母でしたが、そのときは

なぜか一万円をくれて「これは何かを買って贈らないといけな

い」と若いなりに思ったものでした。

東海村の祖父母には夕張市から二つで3000円の夕張メロンを

送りました。7000円は北海道での雑費にあてました。

その年の正月に「メロンおいしかったよ」といわれたときは

結構嬉しかったです。

メロンといえばそれから10余年ご僕は紆余曲折を経て小田原に

引っ越して家族を設けるわけですが、妻の祖母（現在意識不明）

の実家が倶知安にあり、祖母の甥のおじさんが江別に住んでいる

こともあり、はるばる送られてきて、僕は初めて夕張メロンを

口にすることになるのですけどね。

普通のメロンなら叔母さんの家で気持ち悪くなるほど頂いて

メロン嫌いになった一つでもあるのですが、あのピンクというか

赤というかあれは「プロトカルチャー！！」

と叫びたくなる味でした。

19歳の僕には北海道と言う土地は若き思い出の土地になると思

っていたのですけど、そんなわけでよくジャガイモやたまねぎ

やとうきびを頂いておすそわけに預かって家族でほおばってたり

します。

バカみたいな話ですけど、10代の頃は二十歳になるのが怖かっ

たんですよね。だから10代のうちにできることをやっておこう

と思い、北海道に無謀ともいえるキャンプツーリングを敢行した

のです。

では20代から３０代はどうだったか？

忙しくて３０歳になったのに気づかないほどでした。でも、子供

が大きくなるにつれ、自分も確実に年を重ねているんだよな？

と一応自覚しております。でも、妻には「あなたはマイペース

だから長生きするわよ！！」とよく言われます。

僕自身としてはマイペースかもしれないけど長生きするかどうか

はわからないです。ちなみにうちでいちばんマイペースなのは

娘ですね。もうなんていうかすごいです。

ジャイアンを地でいくような強引さです。

息子は私に似てとても繊細で気弱みたいです（本当ですよ！！）

娘の豪胆さは妻に似たのでしょう（あ！）

だいたい兄を叩いて泣かしてしまうくらいですから・・・・。

負けるな４歳　自重しろ２歳。

というところでしょうかね？

と比較的文章ではおだやかな私でした。